一般的な医療機関はもちろん、民間企業で看護師が働く場合は特にビジネスマナーを知っておく必要がある。病院などでは同じ職業の人と接する機会が多く、お互いを理解するのが難しくないが民間企業だと変わってくる。多くの違った立場の人と接するため、相手の立場にたって接する工夫をしなければいけない。看護師のビジネスマナーでまず学びたいのは挨拶で、元気に明るく相手の目を見て行うべきだろう。挨拶はビジネスの基礎なので、それができていないと組織の中で信頼関係を築くのが難しくなる。また時間の厳守も重要になりやすく、できていないと周囲からの信頼を失ってしまう。遅れた場合の連絡などもいるため、時間の管理を適切にする必要がある。
医療機関で働く看護師は基本的に白衣を着るが、民間企業では別の服装をしなければいけないことが多い。白衣でもよいケースもあるがスーツを着て、参加しなければいけない会議などもある。何を着るか企業側が指定してくれる場合はよいが、そうでない時は自分で服を選ばなければいけない。服装だけではなく化粧や髪型なども配慮が必要で、清潔感のあるものにする必要がある。他の看護師のビジネスマナーとしては、従業員への接し方も考えるべきだろう。病院は怪我をした人が来るケースが多いが、企業の医務室には精神的な悩みの相談で来る人もいる。会社への不平不満を言う方もいるが、そのような情報を外部に漏らさないようにする配慮も必要になる。